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過労死認め賠償命令 名古屋地裁、スギヤマ薬品に8300万円

 ドラッグストアなどをチェーン展開する「スギヤマ薬品」(名古屋市)で薬剤師をしていた杉山貴紀さん=当時(24)=が突然死したのは、長時間にわたる過重な労働が原因として、両親が同社を相手に計二億六百三十三万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が五日、名古屋地裁であった。多見谷寿郎裁判長は「過重な労働が死亡の原因となった」と過労死を認め、同社に約八千三百万円の支払いを命じた。

 訴えていたのは、静岡県大井川町の杉山正章さん(66)、ふじ江さん(59)夫妻。貴紀さんは同社永覚店(愛知県豊田市)に薬剤師として勤務していた二〇〇一年六月に致死性不整脈により死亡した。〇四年十月、豊田労働基準監督署が労災(過労死)と認定した。

 訴訟では勤務実態と死亡の因果関係などが争われたが、同社側は「死亡の直接の原因はのどに物を詰まらせたからで、勤務状況とは関係ない」と反論していた。

 判決理由で、多見谷裁判長は「さまざまな状況から死亡原因は致死性不整脈による心肺停止である」と認定。のどに物を詰まらせて窒息したのではないとした。その上で「店長らは過重労働の実態を十分に認識できる立場にあったのに、適切な労働条件を確保する義務を怠った」と結論付けた。

 判決によると、貴紀さんは午前十時から午後九時までの勤務や休日出勤が多く、死亡する直前の一カ月間は総労働時間が計三百十時間を超え、時間外勤務は百三十八時間に達していた。

 判決後の記者会見で父正章さんは、息子の遺影を手に涙を浮かべながら「真実がようやく認められた。一分でも早く仏壇へ行って報告したい」などと話した。

 <スギヤマ薬品の話> 判決を見ていないので、コメントできない。http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007100502054130.html

さて企業側はどのような対応にでるかが今後の焦点です。

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